太陽光の演色性(100%)を、参照値としDIN 6169に準拠した14種類の演色性が測定されます。 その中でもR9 (赤色)が特に注目をされます。多くのLEDは、太陽光と比較して赤味が不足しており、R9は人工照明の重要な指標になります。 R9を高くすると、光の再現性がより自然になります。値が高いほど、演色性も高くなり赤いリンゴはより魅力的に見えます。
TM30-15レポートは、演色性を測定するための新しい手法で、太陽光を100として基準値としています。この方法では、14色ではなく99色が測定されるため、より広いスペクトルを分析することができます。99色の平均値が「フィデリティ指数Rf」になります。この例では、特に赤・オレンジ系とピンク系の肌色で違いがよく分かります。TM30-15のもう一つの要素に、同じカラースペクトルの中の色の彩度を測る「色域指数Rg」があります。Rgの理想値は100ですが、実測値は100以下にも100以上にもなります。完全な光源であれば、RgとRfの値は100となります。 例えば、博物館、美術館、小売店など展示物や商品が照らされる場所では、演色性が良い、または高いことが推奨さます。
LED Linear™は、一般的なCRI80から超高演色のCRI97までさまざまな演色性のオプションを提案します。
LEDの色味の均一性は、使用されるLEDの数を考慮すると、ライン照明において特に重要です。設置時及び設置後経年で起こる色味のシフトに対して高いレベルで色味の均一性が求められます。LED Linear™の製品はこれら色の均一性を有しています。例えば、長いライン照明で使用されるADONIS TCやVENUS TCの場合に大きなメリットになります。
LEDは、生産時の公差により一定の範囲内で色味が異なります。そのため範囲の分類と管理をすることが重要で、範囲をマクアダム3ステップ以内とすることで、目視レベルの色味の誤差がないことを担保しています。範囲が狭まる程、LEDの付加価値は高くなります。可能な限り均一な色味の印象を得るには、同一ランクのLEDのみを使用する必要があります。
これは、LEDメーカーがLEDをランク分類する際に保証をする測定上の公差です。公差が0.003より大きい場合、LEDは厳密にはマクアダム3ステップ内にありません。LED Linear™の製品は特に明記がない限り、ランクの公差が0.003以内でLEDメーカーがマクアダム3ステップを保証できるLEDのみを使用します。
低品質のLEDテープには、コスト削減のために電子部品の搭載点数が少ない傾向にあります。例えば、テープ上のLEDのユニット単位毎にしか抵抗値が使用されていません。入力電流の一部は抵抗値を通って逆流するため、他のLEDに送られる電流は少なくなります。そのため、抵抗の後ろにあるLEDは電流が少なくなり、輝度が低下します。LEDテープの長さを延長すると、この違いが目に見えてわかり、輝度の低下が顕著になります。7メートルの長さでは、25%以上の輝度が減少します。
より高品質なLEDテープでは、ユニット毎に多くの電子部品が搭載されています。例えば、ユニット毎にに独立した電流調整回路(ICドライバー)を内蔵し、各ステップ、各LEDに均等に電流を設定することが可能です。これにより、電力の低下を防ぎ、LEDテープは全長にわたって同じ輝度を保つことができます。
LEDテープの寿命は、通常、ある時間経過後に光束値をどれだけ保持しているかで決まります。例えば、60,000時間 L90 は、60,000 時間後にLEDが本来の光束値の 90% を保持していることを意味します。
これは、IES LM80方式に則って、LEDチップの実際の光出力試験(例:10,000時間)の手順を踏んで行われます。これらの測定値は、IES-TM21の計算において、実測時間の最大6倍で算出をするため60,000時間後の寿命が得られます。
この情報は、例えばオフィス用途など、一定時間後に一定の光量が必要なプロジェクトでは特に興味深いものです。60,000時間 L90と50,000時間 L80の差は、一見大きくないように思われます。しかし、例えば60,000時間後の光量を下の表で比較するとその差は一目瞭然です。
XOOCOVEやXOOLINEなどすべてのLED Linear™製品は、コーブ照明や間接照明に重要な均一な光を提供します。
より長く安心してご使用を頂くために
放熱対策は、LED光源の様々な側面に大きな影響を与えます。よくある誤解は、LED照明は熱を持たない、というものです。 しかし、LEDは小型であるため、放熱対策は照明器具の設計上、非常に重要な課題となります。放熱がうまくいけば、LEDの経年劣化を大幅に遅らせることができます。これにより、照明器具の寿命が延び、耐久性が向上します。この技術により、ULTIMAのような小型の照明器具でも高出力を実現することができるのです。
素材によっては、LEDチップからの熱を効率的に放熱することができます。多くのメーカーは、LED基板として、PCBを使用しています。中でもプラスチックは熱伝導率が低いため、熱が蓄積され、LEDの発熱が早くなってしまいます。
これに対しLED Linearは、放熱性の高い特殊な基板を使用し、その熱を当社の高品質なアルミのヒートシンクに逃がしています。熱は照明器具の中で滞留することなく、ヒートシンクを通して空気中や照明器具が取り付けられている材料に伝達されるため、LEDの劣化が遅く、品質が長く保たれます。
sheet to sheet 方式
この方法は、その名の通り1枚1枚のLED基板を重ね合わせて半田付けをすることで、LEDテープを長尺化する方法です。 この半田付け箇所は、ヒートシンクにきちんと接触していません。そのため、LEDの熱を効率よく逃がすことができず、製品の劣化が早くなってしまいます。また柔軟性に乏しいため、接続部分が弱点となり、LEDテープが切れて電流が流れなくなる可能性があります。
reel to reel 方式
この方法は、リールからリールへと動作します。まず、基板のリールから始まり完全自動化されたプロセスで、基板がプリントされ、LEDと電子部品が正確なピック&プレースプロセスで搭載された後に、個々の必要なLEDテープ長にカットされます。最後に、完成したLEDテープは、反対側の新しいリールに巻き取られます。
詳細
色型番は、どのように光源スペックを表していますか?
CRIと色温度に加えて、拡張色型番コードは、LEDランクに関するスペック情報を提供しています
1桁目はCRI値を表します。「8 」は77~86の値を表します。「9 」は87~100の値を表します。
次の二桁の数字は色温度を表します。この例では、27は2700ケルビンを表します。
ここから拡張測光コードになります。最初の数字は、SDCM3のようにビニングを表します。
2つ目の数値は6,000時間後のビニングを示しています。この数値が初期ビニングの数値と同じであれば,この先もビニングが継続され品質が保証されると考えることができます。例えば、3(SDCM3)ではなく5(SDCM5)の場合、LEDの色の均質性は時間の経過とともに低下していきます。
LED寿命は、最後の桁から読み取ることができます。この例では "9 "がL90の略称です。
reel to reel 方式
この方法のメリットは、基板が連続していることです。基板の半田付けしているLEDテープ特有の弱点がないため、不良率が低くなります。生産工程全体を通して、各工程内に自動チェックポイントを設けています。こうすることで、不良を素早く発見し、修正することができます。 この高度に自動化された工程では、7つの作業を同時に行うことで1時間あたり45,000個以上の部品を組み立てることができ、LED Linearのフレックステープシリーズの品質に対する高い要求を満たすことができます。この生産方式は、高効率で高速な生産を可能にするだけでなく、各テープに印刷された生産コードにより、最高の品質と明確なバッチトレースを可能にしています。
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